メガネって高い印象ありませんか?
一度買ったら、次買うのは数年後だしって考えてもその時の出費はかなり痛いですよね!
最近では安価なメガネもそこそこの品質で入手することもできます。
自分が損しないためにもメガネの原価を知っておくことで、損をするリスクを多少は回避することができると思います。
今回はメガネの原価を知ることで損をしない方法についてご紹介していきたいと思います。
メガネの原価は販売されている価格の3割ほどが原価と言われています。
それでは解説していきます。
目次
- メガネフレームの原価
- メガネレンズの原価
- 損しないための心得
メガネフレームの原価
①メガネフレームの原価ですが、素材によって原価は変わっていきます。
大体がフレームの原価としては冒頭ご説明した通り販売価格の3割程度です。
メーカーの品物(レイバンやシャネルなど)はメーカーのイメージを壊さないために高めの設定になっているため、原価も高くなっています。
メーカーの品物は元々の仕入れ値が高くなっているので、安く買うことは難しいです。
最近はPB商品なども多くなっています。
自社で製造することにより、品質のいい商品をより安く提供することができます。
その中でもセルフレーム(フチが太いフレーム)に関しては原価が安くなっています。
これは元々の素材が安価なため、安く提供されていることが多いです。
その一方でメタルフレームは製造工程も多く、職人が手間暇をかけて300くらいの工程のため、原価は高くなっています。
しかしセルフレームと違いメタルフレームは強度が強くなっているのが特徴でしょう。
このようなことを考えるとセルフレームよりメタルフレームのほうがコスパがいいと言えるでしょう。
特にメーカーの品物に関してはどのセルタイプでもほとんど変わらないので、コスパは悪い商品といえるでしょう。
メガネレンズの原価
②メガネレンズの原価ですが、こちらも薄さとメーカーによって多少値段が変わっていきます。
単焦点レンズでは3種類あります。
球面レンズと非球面レンズと両面非球面レンズです。
このレンズの違いは球面レンズ→非球面レンズ→両面非球面レンズの順で歪みが少なく慣れやすいレンズになっています。
その中で一番安いレンズは球面レンズ屈折率1.50(薄さ)のレンズですが、レンズのみで約4000円での販売に対して原価は300円ほどでした。
これは私がメガネ販売員の時に聞いた原価です。
一人のお客様に売ればレンズのみで3700円の儲けになります。
こんな高く販売しているの!?って感じですよね。
私もこの価格を聞いた時はびっくりしました。
非球面レンズで屈折率1.60では原価が2000円前後、屈折率1.67は原価3000円前後、屈折率1.74では原価3500円前後です。
あくまでこの原価はメーカーによっても異なるため目安になります。
レンズは薄くなればするほど高くなるのはなんとなくご存じだと思います。
今ご紹介したレンズの原価はUV400(UVカット)が含まれているレンズで、オプションで傷防止コートなどをつけるとより値段が高くなります。
こちらでお分かりの通りレンズでかなり儲かっていることがわかるかと思います。
損しないための心得
メガネの原価についてご紹介させていただきました。
今までのご紹介の通りフレームもレンズも販売価格と仕入れ値で差があることがおわかりいただけたかと思います。
現在セット販売で販売する店舗が多くなってきております。
セット販売では、レンズの薄さをどれでも選ぶことができることも多いです。
損しないためには、セット販売でフレームが丈夫なメタルフレームかつレンズを一番薄いレンズにすることです。
この組み合わせと自治体の割引券などもあるので、5%引きしてくれることもありますので、活用していきましょう。
メガネ販売店で大幅な割引をすることはまずありません。
また、レンズのみの交換はコスパは悪くなるので、本当に気に入っているフレーム以外では予備用のメガネとして保管しておきましょう。
今回メガネの原価についてご紹介してきました。
営利企業なので仕方ないのですが、もう少しコスパのいい店舗が増えることを祈っております。
お読みいただいてありがとうございました。