賃貸を契約する時になるべくなら安く借りたいですよね。
今の時期学生さんや転勤で引っ越しされる方も多いですよね。
私は転勤族でここ5年で、3回の引っ越しを経験しています。
そういった方々にぜひお読みいただきたいと思い、今回書かせていただいております。
賃貸を契約する流れは不動産会社に行って、そこから内覧して、契約というところが一般的でしょうか。
借主→不動産会社→管理会社→オーナー
↑このように私たちが賃貸契約をする時には、業者さんを挟むことで借りることができます。
しかし、この業者さんが問題なのです!
業者さんの中には非常にいい業者さんもいらっしゃいますが、ほとんどが昔からの流れで料金の上乗せや余計なサービスに入らないと契約ができないなど行ってくる業者もいます。
そのような業者の方に不要な支払いをしないようにできるように解説していきたいと思います。
結論ですが、初期費用で払っていい項目は以下の項目のみです。
・当月、次月分賃料
・仲介手数料(0.5か月分)
・町内会費
・火災保険料
こちら以外は支払う必要はありません。
仲介手数料、町内会費については払わないと契約が難しくなる可能性があるので、支払う可能性は出てきます。
それでは解説していきます。
目次
- 賃貸契約に必要な初期費用
- 賃貸契約に不要だが、加入させられてしまうかもしれない項目
- 絶対断るべき項目
- 不動産会社で物件を選んでからの流れ
賃貸契約に必要な初期費用
賃貸契約に必要な初期費用は以下の通りです。
・当月、次月分賃料
・仲介手数料(0.5か月分)
・町内会費
・火災保険料
★当月、次月分賃料★
当月、次月分の賃料というのは契約するときに初期費用として支払う場合が多い項目です。
月の半ばで契約する場合はこういった賃料を支払う形になり、次月分の賃料も一緒に支払う形になります。
これは必ず発生してきてしまう費用になってしまうので、しっかり支払いましょう!
しかし、交渉次第ではフリーレントで入居できる場合もあります。
このフリーレントとは入居するので、一定期間家賃を無料にしますよという項目です。
オーナーも長い目で見れば早く入居してもらい、空室を減らしたいという気持ちがあるので、交渉すればつけてくれる可能性が高い項目です。
1月~3月の繁忙期ではフリーレントの交渉はなかなか難しいですが、繁忙期が終わった5月~7月頃だとフリーレントも加えてくれるオーナーも多くいらっしゃると思います。
フリーレントをしてくれるなら、入ります!ではなく、家賃2000円安くするかフリーレント2か月してくれれば入りますなど比較対象を出すと交渉はしやすくなるので、やってみてください。
★仲介手数料(0.5か月分)★
仲介手数料ってよく聞きますよね?
某不動産会社だと仲介手数料を取りませんや半額にしますなどをうたい文句に集客を狙っている場合もあります。
この仲介手数料は基本的には0.5か月分以上払う必要はありません。
オーナーと借りる人で1か月分の仲介手数料を取るという規定になっています。
逆に言えばこれ以上仲介手数料を取ることはできないのです。
そのため、仲介手数料で賃料の1か月分以上を取ってきている不動産会社は論外でしょう。
★町内会費★
町内会費は住む住居によって有り無しがあると思います。
これは居住区によって決まってきてしまうので、支払う必要があります。
しかし月1000円以上取られる場合も稀にあるので、そういった場合はなぜその価格なのか?など聞いてみるようにしましょう。
★火災保険★
火災保険は賃貸の場合入らなくてはいけない項目です。
もし万が一火災になってしまった場合、オーナーも保険をかけていますが、借主も入る必要があります。
これを拒否してしまうと入居自体が難しくなってきてしまうかもしれません。
しかし、不動産会社が進めてくる火災保険に入ることはおすすめできません。
それはなぜかというと勧められた火災保険に加入することで、不動産会社に20%~40%のマージンが入るからです。
そのため、これは必須です!などと強気に攻めてくる不動産会社もあるでしょう。
それほどこの火災保険に加入させれば利益が取れるからです。
また、勧めてくる火災保険の補償は大体が通常の補償内容よりも薄い内容になっています。
基本的には火災保険は入っていれば特に文句を言われることはありません。
そのため、火災保険はネットなどで検索して、自分で必要な保険に入るようにしましょう。
不動産会社が勧めてくる火災保険は年2万くらいですが、ネットの保険で安い保険だと年5000円くらいでの加入が可能です。
賃貸契約に不要だが、加入させられてしまうかもしれない項目
・室内クリーニング費用
・鍵交換代
・礼金
これらの項目は基本的には不要ではあるものの初期費用としてはかかってしまうかもしれない項目です。
★室内クリーニング費用★
こちらは基本的にはオーナーさんが負担するべき項目です。
こちらの相場は単身世帯は3万前後、2LDK以上だと5万前後が相場です。
こちらが住もうとしている物件にクリーニングがかけられていないのっておかしいですよね。
飲食店に入って、自分で前のお客さんの食器を片付けているのと同じようなことです。
それなので、できる限りこちらは断りましょう。
内覧して、そこまで汚れていないのであればなおさらですよね。
しかし、入居の時にはかかってこないのですが、退去時のクリーニング代は敷金の中からとられてしまうことがあります。
そのため、この項目は加入させられてしまう項目にいれておきました。
また、入居の時に敷金がない物件だと先に取られているケースも見受けられますので、ご注意ください。
★鍵交換代★
鍵は前の居住者と同じでもよければこちらを払う必要はありません。
相場は1万円しない程度でしょうか。
そんなに高くないから、払ってもいいか!と思われている方!払ってはいけません!
これも住居としての最低限のところですよね?
基本的にはオーナーさんが変えるべきところです。
そのため、基本的には断りましょう!
もし仮に鍵を変えていないことが気になるようでしたら、ご自身で変えることも検討していただければと思います。
その際に契約書で鍵交換の記載があるかどうかを確認しておきましょう。
絶対断るべき項目
・エアコンクリーニング
・書類作成事務手数料
・簡易消火器
・24時間サポート
上記の項目です。
上記の項目はすべて基本的にオーナーが準備すべき項目です。
エアコンクリーニングや簡易消火器など自分で用意しなくてはならないってことはまずないです。
以前私は簡易消火器に4000円と初期費用の記載がありまして、断ったところしっかり新居には消火器がありました。
事務手数料や24時間サポートなんて全くいりません。
事務手数料なんてなぜ仲介業者の手数料をこちらが負担しなくてはならないのかわかりません。
24時間サポートは火災保険に入っているので、よく確認しておきましょう。
まとめ
賃貸に伴う初期費用についてご紹介してまいりました。
初期費用で必要な項目は下記の通りになります。
・当月、次月分賃料
・仲介手数料(0.5か月分)
・町内会費
・火災保険料
初期費用に関して上級者の方は上記の内容もカットしている強者もいらっしゃいます。
しかし、全員の方がすべてカットできないかと思いまして、この記事を書かせていただきました。
不動産会社もプロですので、様々な手を使って、多く費用を払わせようとしてきます。
そのため、私の許せる範囲は上記の初期費用になります。
かなり削れる費用も多いと思いますので、知識武装をして、不動産会社に行くようにしましょう!
あくまで費用の水増しをしないで適正価格での交渉になりますので、どんどん交渉していきましょう。
不動産会社にぼったくられるケースが非常に多く、仕方ないと泣き寝入りしてしまうことが散見されます。
そのため、少しでもそういった方が少なくなればいいなと思っています。
不動産会社の担当の方が悪いのではなく、不動産業界でこういったことが横行していたのが、原因だと思います。
そのため、担当者と喧嘩をするような言い方をせず、冷静に対応していくようにしていただければと思います。
今回もお読みいただきましてありがとうございました。