メガネを作る時に乱視があると言われてショックを受けた方はいらっしゃるのではないでしょうか?
近視は聞いたことはあるけど、乱視自体知らなかった方やなんとなく知っているけど説明ができないといった方も多いのではないでしょうか?
私のメガネ販売員の時にも乱視が入っていると伝えるとショックを受ける方や前作ったメガネに乱視が入っていることを知らなかった方も多くいらっしゃいました。
こちらの記事を読んでいただければ乱視について理解していただけるのと乱視が強い方が注意する点について理解していただけます。
結論ですが、乱視は強さは違うものの8割くらいの方が乱視を持っており、強度乱視の方はメガネのフィッティングに注意が必要です。
それでは解説していきます。
目次
- 乱視って何?
- 乱視の改善方法は?
- 乱視の方の注意点
- まとめ
乱視って何?
まず初めに乱視ってそもそもどういった状態のことかについて解説していきます。
乱視には2種類あり、正乱視と不正乱視があります。
大体の方が前者の乱視で不正乱視は病気や感染症などによっておこることが多いそうです。
ここでは正乱視について解説していきます。
正乱視は屈折異常により、角膜から入ってきた光が角度によって網膜にピントが合っていない状態のことです。
通常入ってきた光を角膜と水晶体などが調整し、網膜にピントを合わせていますが、乱視の方は入ってきた光が縦からはピントが合っているものの横からは合わなくなってしまっている状態です。
自覚症状として疲れてきたり、夜の運転の時にぶれて見えてくるなどの訴えをされるかたも多くいらっしゃいます。
そのため、乱視がある方は自分の力で調整するため、疲れやすかったり、頭痛などをお持ちの方が多くいらっしゃいます。
しかしご安心ください。
基本的にメガネ店や眼科などで乱視が入っている方というのがほとんどです。
私の経験上8割くらいの方が検査値上では乱視が入っていました。
検査をする際には完全矯正値という一番見える状態の検査値を測定し、その後お客様に合わせて度数を調整していくためです。
度数も慣れやすいようにあえて乱視の度数を入れない場合も多々あります。
乱視の度数を入れるということですが、乱視には角度があり、その角度に度数を入れていくということになります。
わかりづらいと思いますので、例を出しますと90度方向に乱視があるとします。
そうした場合に縦方向ではない180度方向の屈折力が足りていないことになり、180度方向にのみ度数を足します。
通常近視の場合はレンズ全体に度数を入れるため、厚みは一緒なのですが、乱視の方はある一定の角度の部分だけ厚くなることがおきてきます。
これは乱視の度数が強ければ強いほど一定の角度の厚みが厚くなってしまうことになります。
そのため、ご自身の顔の大きさに合わせたフレームを選ぶことが大切になってきます。
乱視の改善方法は?
乱視はどうしたら改善できるかというと基本的には自然には治ることは難しいです。
トレーニングなどで治ったりする場合もあるかもしれませんが、基本的には自然に治すことは難しいと考えたほうがいいです。
もし仮にどうしても気になって治したい場合は手術が必要になりますので、眼科に相談をしてみてください。
画期的な改善方法はありませんが、今も昔も基本的にはメガネやコンタクトレンズを使うことに矯正していきます。
どちらにもメリットがあり、慣れやすさを重視する方はコンタクトレンズ、コスト面や目の負担のことを考える方はメガネを選択するのがいいでしょう。
メガネやコンタクトで矯正することによって、ぶれて見える現象や疲れやすいという事象から解放されることが多くあります。
そのため、メガネやコンタクトによって矯正をしていきましょう。
乱視の方の注意点
乱視の方の注意点としては、我慢せずにメガネやコンタクトレンズを早く作ることとフィッティングに注意を払いましょう!
乱視が強い方は検査をしっかりしてくれるところがよいでしょう。
初め不安であるならば眼科に受診して、処方箋を作成してもらいましょう。
もし、メガネ屋で検査をしてもらう時は繁盛店でお客さんが多い店舗で検査してもらうようにするといいです。
これは検査は回数を重ねれば重ねるほど技術があがってくるからです。
また、どういった店舗を選んだほうがいいかというとメガネ一式5000円などの格安店でなければどこでもいいです。
格安店がけして悪いというわけではありませんが、検査を実施しているのが経験の浅いアルバイトだったりする可能性があるからです。
そういった方に検査をしてもらうと自分も不安になりますよね?
そのため、土日などお客さんがそれなりに入っていて、店員が忙しくしている店舗に入るようにしましょう。
もう一つの注意点はフィッティングです。
先に説明した通り、乱視はある一定の角度に度数を入れます。
そのため、メガネが曲がっていたりすると見え方が全然変わってきて気持ち悪くなることが起きていきます。
メガネは目幅を測定し、度数をそのお客さんに合わせたもので作成するので、メガネがずれてしまうことにより見え方は全く変わっています。
そういったフィッティング技術も回数を重ねれば重ねるほど上達していきます。
そのため、上記に記載したそれなりに繁盛している店舗で購入を検討するほうがよいでしょう。
まとめ
乱視について記載させていただきました。
乱視があると言われてショックを受けてしまう方多くいらっしゃいますが、ほとんどの方が乱視です。
乱視があることによりデメリットはメガネにすると慣れづらいというだけです。
それも初めのうちだけで1か月もするとそんなことがなかったかのように自分の一部となっている方が多かったです。
ただその一方でコンタクトレンズでは問題ないのですが、メガネにおいてはフィッティングには注意をしてください。
乱視の方でフィッティングがずれていると自分に合っていないメガネをかけているのと一緒です。
この点だけ注意していただいて、ある程度繁盛しているメガネ店舗に出向いてください。
乱視は決して悪いわけでもありませんし、気にすることでもありません。
快適な生活を送るためにも我慢せずにメガネ店舗に相談に行ってみてください。
最後までご愛読ありがとうございました。