メガネのレンズを拭いている時にレンズが曇っているようなことはありませんでしょうか?
曇っているからゴシゴシ拭いても全然取れないようなご経験がある方は多くいらっしゃるかと思います。
こういった現象が起きてしまうとレンズを交換する以外方法はありません。
メガネを長持ちするためにもこちらの記事をお読みいただいて、ご理解いただけると幸いです。
それではメガネレンズのシワに曇ってしまう現象について解説させていただきます。
- メガネレンズのシワはなに?
- どういった場面で起こるの?
- 予防してメガネを長く使うために
メガネレンズのシワはなに?
メガネレンズのシワの正体はレンズのレンズとコーティングと基剤が膨張し、ひび割れてしまうことによってできる現象です。
この現象はガラスレンズでは起きることはありませんが、プラスチックレンズで起きてしまう現象になります。
横に傷のようなひび割れがあり、細かい傷のように見えてご来店いただくお客様も多くいらっしゃいました。
一般的に例えさせていただくのが風船を膨らまして、ロゴがある場合ロゴがひび割れてしまうといったご経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ロゴの基剤と風船の基剤の膨張率の違いにより、こういった現象が起きてきてしまいます。
他の方の記事でわかりやすい画像がありましたので、下記の画像でご確認ください。
メガネのレンズは熱に注意!! レンズの傷み「クラック」 | 宝石・めがね・時計・補聴器のヨシダ (yoshida-moji.com)
プラスチックレンズは軽いし、安価で手に入るのでいいのですが、熱に弱いといったデメリットがあります。
次にどういった場面でのクラックが入るか解説していきたいと思います。
どういった場面で起こるの?
どういった場面でクラックが起きるかといいますと熱が加わった時です。
熱によってレンズとコーティングの基剤が膨張してしまうために起こります。
熱を加わる場面で行くと一番多いのが入浴するときではないでしょうか?
また、料理やバーベキューなどもクラックが起きる可能性があります。
たまにしかメガネをかけない方はメガネを車の中に置いておく方もいらっしゃるのではないでしょうか?
こういった場面でクラックは発生してしまいます。
サングラスを置いているよー!という方もいらっしゃると思いますが、サングラスはクラックが起きる可能性が低いです。
なぜかと言いますとサングラスのレンズはコーティングをしていることが少ないからです。
先ほどご紹介をしましたが、レンズとコーティングの基剤の膨張率の違いにてクラックがおきます。
そのため、コーティングがされていない場合はクラックは起こりづらいということです。
私が働いている時によくあったのが、前のメガネではサウナに入ってもこのようなことは一度もなったことがなかったとおっしゃるお客様がいらっしゃいました。
確かにそういった場合はあり得ます。
前のメガネでは偶然にもクラックが起きないといったことはあり得ます。
しかしながら、基本的には熱が加わることによってクラックは起きてしまう現象です。
サウナにメガネをかけたまま入ることは古いメガネで入るのはいいですが、基本的にはやめていただいたほうがいいでしょう。
つまりどういった場所でメガネの使用をやめたほうがいいというと下記の状況です。
・サウナ
・お風呂
・ドライヤーの使用
・夏場の車内に置いていること
・お湯でレンズを洗う
基本的には60°以上の熱でクラックは起きると言われていますが、温度差によっても起こる可能性がありますのでご注意ください。
予防してメガネを長く使うために
クラックを未然に防ぐために実施していただくことを記載させていただきます。
・お風呂、サウナにはメガネをかけて入らないこと
・お湯でメガネレンズを洗わないこと
・バーベキューやストーブの前にメガネレンズを近づけないこと
・車の中にメガネを置いておかないこと
このようなことをしなければクラックを起こす可能性が低くなります。
意外かもしれませんが、お湯でメガネレンズを洗ってしまうとクラックになる可能性がありますので、ご注意ください。
水での洗浄はおすすめですが、お湯での洗浄はフレームのみにしてください。
クラックはおきてしまうと直すことはできません。
上記の項目に気を付けていただければ、クラックを起こす可能性は少ないです。
プラスチックレンズは熱に弱いという事実を理解していただければ防げることも増えていきます。
皆様の快適なメガネ生活の一助になれば幸いです。
お読みいただいてありがとうございました。