メガネを買う時に気になることの上位にあげられるのがメガネレンズの厚みについてです。
以前は牛乳瓶の底くらい厚いと言われていましたが、最近ではそんなことを言われることが少なくなりました。
これを見れば自分に合ったレンズを選択することができます!
早速見ていきましょう!
- レンズの種類について理解しよう
- なぜレンズが厚くなるのか?
- 最適なレンズの選び方
レンズの種類について理解しよう
レンズの種類には主に3種類あります。
①単焦点レンズ②多焦点レンズ③二重焦点レンズです。
①単焦点レンズはわかりやすくいうと遠くだけ近くだけが見えるレンズです。一般的に若い方はこの単焦点レンズを使って、メガネを作っています。若い方は遠くを見るために作りますが、自分で近くを見る時に視力の調整ができるため、近くも見ることができます。
しかし、年齢とともにこの調整する力が弱まってくることにより、いわゆる老眼と言われるものがでてきます。目安として45歳以上になると近くが見えづらくなると言われています。
②多焦点レンズ③二重焦点レンズはそういった方向けのレンズになるので、今回はわかりやすいように①単焦点レンズを用いてご紹介していきたいと思います。
レンズの厚みを左右するのは自分の視力とレンズの屈折率になります。
自分の視力によってレンズが厚くなるのは皆さんなんとなく理解していただいていると思います。
メガネの値段が高くなるのが、レンズの屈折率です。
レンズの屈折率は1.50、1.60、1.67、1.74のレンズが主に使われているレンズです。
1.50は標準レンズ、1.60が薄型レンズ、1.67が超薄型レンズ、1.74が極薄型レンズと言われています。
最近は薄型レンズが標準でついているメガネ屋さんも増えてきましたね。
これは薄型か超薄型が標準でついていることになります。
ここでどのレンズがいいか選んでいただく時には一番薄いレンズがいいというわけではありません。
なぜかというと薄くなるに従い、透明度とレンズの強度が落ちてしまうからです。
メタルフレームやセルフレームであれば強度は関係ないのですが、強度も長く使っていくには必要なことになってきますので、最適なレンズを選択しましょう
なぜレンズが厚くなるのか?
レンズが厚くなるのは避けたいけど、あんまり高いメガネは買いたくないしとお思いの方も多いかと思います。
次にレンズがなぜ厚くなるのか理解していきましょう!
厚くなってしまう最大の理由は目幅(PD)とレンズの大きさが最適でないからということです。
なんのことだろうって感じですよね。
近視の方は凹レンズを使用します。
自分の焦点から外側に行くにしたがって厚くなる構造になっています。
そのため、フレームを選ぶ時に自分の焦点(黒目の位置)とレンズの内側外側の距離が最適なフレームを選べば厚みを最適化することができます!
小顔の方が大きいフレームを選んで、レンズが厚くなってしまったり、お子さんがぶかぶかのフレームを選んで重くてかけれないなんて事例も多々ありました。
そのため自分の顔に対してのフレームの大きさを注意してメガネを選んでいただけると最適なメガネを選べるかと思います。
最適なレンズの選び方
最後に最適なレンズの選び方をお伝えしていきます。
最適なレンズとは自分に合ったフレームで選んでいただければどの屈折率のレンズを選んでも大丈夫です。
メーカーはNikon、HOYA、セイコー、カールツアイス、ITOなどありますが、どれも一流メーカーなので、こだわりが強くない方であれば特に気にしないでいいでしょう。
一番無難なのはメガネを作り変える際に、前回と同じメーカーにしてもらうことがいいでしょう。
屈折率で大体の目安となる数値だけ最後に載せておきます。
屈折率1.50 -0.25~-2.00
屈折率1.60 -2.00~-3.75
屈折率1.67 -3.75~-6.00
屈折率1.74 -6.00~
これが度数別の屈折率のおすすめになります。
屈折率1.76のレンズが現在でておりますが、あまり変わらないのに値段が高くなるだけなので、省かせていただきました。屈折率1.76はあまりおすすめしておりません。
まとめ
レンズの厚みがどうして厚くなるのか?どうしたらみんなに満足のいくメガネを作ってもらえるのか?解説をさせていただきました。
重要なことはレンズの屈折率が高い値段も高いレンズを選ぶのではなくて、自分に合ったフレームを選ぶことです。
メガネ屋さんから一番薄いレンズがおすすめです!と言われてもどのくらい厚みが変わるのか?など質問できることにより高いレンズを買わされる心配も少なくなってきます。
この知識を付けた上で最適なメガネを提案してもらいましょう。
お読みいただいてありがとうございました。